



写真家・池野詩織の初となる写真集。
タイトルの「オーヴ」とは球体を示す”Orb”や心霊写真に写るとされる玉響(たまゆら)現象の”オーブ”、LOVE(ラヴ)など様々なものを掛けた造語。
幼少期にTVの心霊写真特集を好んで観ていたという彼女は、やがて自らが写真を撮るようになってからも、目に見えない何かが偶発的に写り込むことを楽しむようになっていったといいます。
彷徨う熱を追い掛けるようにシャッターを切り続ける中で、日常の偶発的違和感、SF的またはホラー的といってもいいような要素を帯びた作品群を収録。
80ページ 175 × 241mm ハードカバー
初版500部