歩きながらはじまること / 西尾勝彦
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歩きながらはじまること / 西尾勝彦

¥2,200 税込

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奈良の山で暮らす詩人西尾勝彦の初期詩集の私家版も含めた5冊『朝のはじまり』『フタを開ける』『言の森』『耳の人』『耳の人のつづき』を一冊にまとめて収録。 『耳の人のつづき』に登場するベーカリーのショップカード型の栞付き。 いつからか 素朴に 暮らしていきたいと 思うようになりました 飾らず あるがままを 大切にしたいと 思うようになりました そうすると 雲を眺めるようになりました 猫がなつくようになりました 静けさを好むようになりました 鳥の声は森に響くことを知りました けもの道が分かるようになりました 野草の名前を覚えるようになりました 朝の光は祝福であることを知りました 人から道を尋ねられるようになりました 月の満ち欠けを気にするようになりました 遅さの価値を知る人たちに出会いました 一日いちにちが違うことを知りました ゆっくり生きていくようになりました 鹿の言葉が分かるようになりました 雨音が優しいことを知りました 損得では動かなくなりました わたしはわたしになりました (『言の森』より「そぼく」) 112×156mm 340ページ