翻訳家・柴田元幸の朗読とトウヤマタケオの音楽によるJ・ロバート・レノンの短篇6作品のセッションに、トウヤマタケオのソロ3曲をくわえた全9曲で、J・ロバート・レノンの世界観を表現した、朗読と音楽のアルバム。
2018年10月に兵庫県・篠山にあるrizmで開催した、柴田元幸とランテルナムジカのライブの音源化。
ランテルナムジカは、音楽家・トウヤマタケオと画家・nakabanによる幻燈ユニット。ライブでnakabanが描いたドローイングがアルバムアートワークとなっています。
J・ロバート・レノンは現在、コーネル大学で創作と英文学を教えているアメリカの小説家で、CDに収録した「道順」「軍服」「紅茶」「クーポン」「たそがれ」「短さ」の6作品は、Pieces for the Left Hand: 100 Anecdotesと題された100篇の短篇から成る本に収められています。
“どの作品もユーモア(光)とメランコリー(影)が織り交ぜられていて、配分はそれぞれ違うが(たとえば「軍服」はユーモア主流だし、「紅茶」はメランコリー中心)、両者のごく自然な絡み合いが、作品を再読・再聴に耐えるものにしている”
(ライナーノーツより柴田さんのコメント)