



作者がロンドンに滞在したのは2004年が最初。以来、その素顔を撮り続けてきた。2019年現在、そんなイギリスに大きな変化が訪れようとしている。
EUからの離脱ー「BREXIT」(Britain=英国 と Exit を組み合わせた造語)である。
一冊の写真集「EXIT」を通して、時代を経て移り行く景色の断片とそこで暮らす、ジェンダーや国境を超えた、多様な人々の姿を垣間見ることができる。
ドキュメンタリーでありながら、空想とも現実とも取れる世界が広がり、そこに宿る物語を多義性のあるものとして開放している。
多様性とは、国境とはーー
思いを巡らせ、2004〜2018年にかけて撮影された写真をまとめた作品集。
28.7 x 22.1cm 96ページ