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荒れた粒子、ノーファインダーによる不安定な構図、ピントの合っていない不鮮明な写真群は「アレ、ブレ、ボケ」と揶揄され、賛否両論を巻き起こし、その後も多くの写真家に影響を与えた、日本写真史の中でも重要な意味を持つ、1968年に創刊された伝説の写真雑誌『プロヴォーク』。
偶然『プロヴォーク』全3号を入手することができた古書店・二手舎が、オリジナルの三冊から原稿データを抽出し、写真イメージを忠実に再現した完全復刻版。
『プロヴォーク』とは、1968年11月、美術評論家・多木浩二(1928-2011)と写真家・中平卓馬(1938-2015)によって発案され、そこに詩人の岡田隆彦(1939-1997)と写真家の高梨豊が同人として加わり創刊された同人誌。「思想のための挑発的資料」を副題とし、写真とエッセイ、詩で構成されています。第二号からは写真家・森山大道もメンバーとして参加し、第三号まで発行。1970年3月に活動を終え解散。
オリジナルに収録された文章の英語・中国語に翻訳した別冊付き。
1号:210×210mm 68ページ
2号:242×180mm 109ページ
3号:240×185mm 110ページ