




札幌出身、現在東京を拠点に制作を行う牧口英樹の写真集。
「存在」とは、視覚的にどのような質感なのだろうか。2009年のとある日を境に、この世界に潜む数々の「場所」を撮り始めました。空間という存在そのものに焦点を当てたその写真には、被写体という形あるものを超えた何かの気配が、たしかに写っています。
「この世は空っぽではない。有るという奇妙な性質で満たされている。その根本的な事実を、場所と向かい合うことで思い出すことができる。」
牧口 英樹 Hideki Makiguchi
1985年北海道、札幌生まれ。2009年多摩美術大学卒業、2011年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。これまでの個展に、「Back is always the void」Vacant(東京、2010)、「ありふれた場所の、静かで限りなく無に近い、目に見えない何か」LIQUIDROOM(東京、2012)等。
254 x 201mm 88ページ
ハードカバー