フランスの児童文学『みどりのゆび』に導かれて生まれた、勝本みつるによる幻想的な作品集。古い図鑑や雑誌の写真、役目を終えた道具などを組み合わせるブリコラージュによって、小さな函の中に街路や部屋、田園や山岳が広がる独自の世界を作り上げています。
ページをめくるたびに現れる繊細な造形と物語性あふれる風景の中には、「みどりのゆび」を持つ小さな子ども“チト”の姿も。まるで箱庭の小宇宙を覗き込むような、静かな驚きと発見に満ちた一冊です。
写真は松浦文生、デザインは須山悠里が担当。仮フランス装に活版刷りの表紙、スリーブケース入りという美しい造本も魅力です。
207×144mm 96ページ
仮フランス装 表紙活版刷
スリーブ入り